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広場とカフェ‐イタリアAサン・マルコ広場(ヴェネツィア)

 「一度訪れた者には、また何度でも戻って来たいと思わせ、まだ訪れたことのない者には、一生に一度は行ってみたいという憧れを抱かせる魅惑の街」と、ガイドブックに書かれているとおりの街です。
 ヴェネツィアを英語読みにすると「ヴェニス」になります。2月の終わりと11月の2回、ヴェネツィアを訪れました。最初に行った2月のヴェネツィアでは途中で雨に降られ、道に迷い、びしょ濡れになってしまいました。そんな時に、ほんとうにありがたいのが、カフェでの1杯のコーヒーです。身体が温まるのはもちろんですが、ほっとした雰囲気で心まで温まるのがヨーロッパのカフェですね。2度目に行った11月のヴェネツィアは、高潮でサン・マルコ広場が水に浸かっていてちょっと驚きました。

サン・マルコ広場

 世界でもっとも美しい広場と言われているのが、サン・マルコ広場です。ヴェネツィアの広場の多くが、方言ではカンポ(campo)と呼ばれますが、サン・マルコ広場は別格の広場なので、ピアッツァ(piazza) と呼ばれます。
 名前の由来は、新約聖書の「マルコによる福音書」を著したと伝えられる、ヴェネツィアの守護聖人であるマルコからきています。
 ヴェネチアには昔から多くの国の人たちが足を運んだようです。
 トーマス・マン(1875年-1955年)が1912年に書いた「ヴェニスに死す」の中にはサン・マルコの船着場での情景が「アメリカ人の味もそっ気もない馬面も見えれば、家族だくさんのロシア人の一家も、英国人の夫人も、フランス人の保母のついているドイツの子供たちもいた。スラヴの血が優っているらしい。すぐそばではポーランド語が話されていた」(新潮文庫 高橋義孝訳)と、描写されています。

「カフェ・フローリアン」の歴史を感じさせる入り口です。サン・マルコ広場の南側になります
「カフェ・フローリアン」の歴史を感じさせる入り口です。サン・マルコ広場の南側になります

 サン・マルコ広場には、「武器よさらば」や「老人と海」で知られるヘミングウェーもここで世界中の陽気な仲間達と一緒にコーヒーを飲んだり食事をしたと伝えられる「カフェ・クアドリ」(左側の大きな写真を参照してください)があります。
 1725年頃にジョルジオ・クアドリが、旧行政長官邸の一階に開店したとされる老舗のレストラン&カフェです。その後、1830年には店主がバエリエ兄弟に変わりました。
 「カフェ・クアドリ」は、貴族的な伝統を持つ店としても知られ、イランの国王やベルギーの国王、イギリスのマーガレット王女などが、ヴェネツィアに来た際には必ず立ち寄ったそうです。

「カフェ・フローリアン」では、ダージリンティをいただきました。サン・マルコ広場に行ったらぜひ、足を運んでほしいカフェです
「カフェ・フローリアン」では、ダージリンティをいただきました。サン・マルコ広場に行ったらぜひ、足を運んでほしいカフェです

 もう一軒、サン・マルコ広場で欠かせないのが「カフェ・フローりアン」です。「カフェ・クアドリ」よりさらに古い1720年の創業です。ヴェネツィアに現存する最古のカフェで、カフェ・ラテ発祥の店としても知られています。
 多くの詩人や作家、芸術家などに親しまれた店で、その手の話題には事欠きません。「カフェ・フローりアン」に関しては、別のページでもう少し詳しく解説したいと思います。

【広場とカフェ‐イタリアA(サン・マルコ広場) Photo Guide】
「アドリア海の女王」「水の都」などとも呼ばれる、美しいヴェネツィアの街です ヴェネツィアの街は1987年に世界遺産に登録され、世界中から多くの観光客が訪れます
「アドリア海の女王」「水の都」などとも呼ばれる、美しいヴェネツィアの街です ヴェネツィアの街は1987年に世界遺産に登録され、世界中から多くの観光客が訪れます
ヴェネツィアの街の路地です。水路が多いので、いたるところに橋がかかっているのが特徴です 開店前の運河沿いのカフェです。有名店でなくとも雰囲気のいいカフェが数多くあります
ヴェネツィアの街の路地です。水路が多いので、いたるところに橋がかかっているのが特徴です 開店前の運河沿いのカフェです。有名店でなくとも雰囲気のいいカフェが数多くあります
サン・マルコ広場です。歩いている人の大きさを見ると、広さがわかると思います サン・マルコ寺院です。ヴェネツィアで最も有名な大聖堂で広場に面して建っています
サン・マルコ広場です。歩いている人の大きさを見ると、広さがわかると思います サン・マルコ寺院です。ヴェネツィアで最も有名な大聖堂で広場に面して建っています
中央写真

「カフェ・クアドリ」の入り口付近です。冬場で観光客は少ないと思うのですが、多くの人で賑わっていました。1725年の創業ですからざっと300年近く前になります。日本では江戸時代にあたります

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