イタリアのサン・ジャミーノでは1週間ぐらい居たいな、という感じを持ちましたが、南フランスのアヴィニヨンでは1年ぐらい暮らしてみたいと思いました。ローヌ川に沿うように街があり、今でも完璧な4.3kmの城壁に囲まれている自然が多く残る街です。
「アヴィニヨンの橋で踊ろうよ、踊ろうよ・・・」の歌で世界中に街の名前が知られていますが、一時期、教皇庁がローマからアヴィニョンに移されたことがありその時期に最も繁栄しました。その時に建てられた教皇庁宮殿や大司教館などの建物が多く残り、アヴィニョン歴史地区として世界遺産にも登録されています。なお、「アヴィニョンの橋」と歌われているのはサン・ベネゼ橋で現在は途中までしか残っていません。
ローマから教皇庁がアヴィニョンにやってきた中世の頃は、浮かれ騒いだ民衆が橋の上やローヌ川のほとりで夜な夜な歌い踊ったと伝えられています。
私が行った現代のアヴィニョンも法王庁広場、市庁舎と劇場のある時計台広場には、色とりどりのカフェのパラソルが立ち並んでいました。世界中から集まった観光客とアヴィニョンっ子が入り混じって明るく賑やかな街でした。
そこに居るだけで、心が浮き浮きしてくるような雰囲気の中で、踊りはしませんでしたが、ビールを飲んで楽しく眺めておりました。
若いときにコックの見習いをしていたのですが、料理の本を読むと多くの人たちがアヴィニョンで修行をしています。みなさんも「プロヴァンス風」などと書かれた料理メニューをご覧になったことがあるのではないでしょうか。
野菜やハーブ、トマトといった材料に地中海の魚を使った料理が多いようです。料理の勉強で留学を考えている人にはまさにお勧めです。
アヴィニョンに限ったことではないのですが、フランスの街で気が付くのが、メリーゴーランドというか回転木馬の存在です。ちょっとした広場には必ずといっていいほど、回転木馬があります。
パリのレピュブリック広場やマルセイユでも見かけました。ページ中央のカフェの写真の後ろにもメリーゴーランドの屋根が見えています。
理由はよくわからないのですが、メリーゴーランドがフランス生まれで、最初は蒸気で動いていたらしいということを帰ってきてから物知りの人から聞きました。
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街の一角から眺めるローヌ川です。森に囲まれ、緑の多さがわかると思います | 水量もたっぷりのローヌ川です。左の端に少しだけ見えるのがサン・ベネゼ橋です |
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度重なるローヌ川の氾濫で途中までしか橋脚の残っていないサン・ベネゼ橋です。今、踊ると下に落ちそうです | 市庁舎や劇場がある時計台広場のカフェです。街の中には教会や修道院などの古い建物もたくさん残っています |
時計台広場のカフェです。観光客やアヴィニョンっ子が思い思いの場所に席をとっています。後ろに見える屋根のようなのはメリーゴーランドです。移動式になっているようですが、いつもあるものなのか、シーズン的なものなのかはわかりませんでした
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