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クロックムッシュとクロックマダム

 吉祥寺・武蔵野珈琲店のおすすめメニューの一つに、クロック・ムッシュがあります。管理人も気に入っていてよく注文をするんですが、ある日読んでいた「砂漠の狐を狩れ」(スティーヴン プレスフィールド著 村上 和久訳 新潮文庫 )という本の中で「クロック・マダム」という言葉に出会いました。クロックムッシュはコーヒーや紅茶にもよく合う軽食で、オシャレな雰囲気が気に入っています。
 よく考えてみると、ムッシュがあれば当然マダムがあっても不思議ではありません。何回もクロック・ムッシュを注文していながら、そこまで頭の回らなかった管理人は、改めて自分の頭の性能の悪さに愕然としてしまいました。武蔵野珈琲店のマスターに「クロック・マダムってあるんですか」と聞いたら、こともなげに「ありますよ」の一言。

ムッシュがあればマダムも…

 せっかくなので、「砂漠の狐を狩れ」のおおまかな粗筋を紹介すると、ドイツ軍に苦しめられていた、イギリス陸軍がドイツ軍きっての名将と謳われたロンメル将軍の暗殺を企てるというストーリーです。
 内容のほとんどが事実を基にして構築されているので臨場感十分、とても面白く読めます。
 正々堂々と騎士道精神に則った戦いを展開するロンメルに対し、イギリス首相のチャーチルは「我々はロンメルを打ち負かすことはもちろん、憎むことすらできないのか」と言ったと伝えられています。
 戦後になり、アメリカでは「砂漠の鬼将軍」というロンメルの映画まで作られたほどです。

エジプトといえば、ピラミッドですね。意外なことにエジプトへの旅行者が多いのはソ連からです。避寒地として人気があります
エジプトといえば、ピラミッドですね。意外なことにエジプトへの旅行者が多いのはソ連からです。避寒地として人気があります

 話が横道にそれてしまいましたが、「砂漠の狐を狩れ」の中では「クロック・マダムを注文した」としか書かれていないので、中身がよくわかりません。
 そこで、マスターに「クロック・ムッシュとどう違うの」と聞いてみると、「クロック・ムッシュに目玉焼きを乗せるとクロック・マダムになるんです。パリのカフェなどではメニューにありますよ」と言われて納得。なるほど、なんとなく「ムッシュ」と「マダム」の違いが現れていますね。
 「最近ではもう少し幅広く解釈して、目玉焼き以外でも卵をあしらったものをクロック・マダムと呼ぶ店もあるようです」とのこと。残念ながら、武蔵野珈琲店には「マダム」はいらっしゃらないので、見つけたらどこかで注文してみることにします。その時には、写真をアップしたいと思います。
 もう一つ「砂漠の狐を狩れ」の中に出てきた気になる言葉「エジプトコーヒー」とは、細かく挽かれた粉にカルダモンや砂糖などを入れ、ネルなどでろ過せずに飲むコーヒーです。
 そのまま飲むと粉が口に入るので、粉が沈殿するのを待ち、少量ずつカップに上澄みを移して飲むのが一般的なようです。コーヒーもお国が変わるといろいろな飲み方がありますね。

【クロックムッシュとクロックマダム Photo Guide】
「クロック・マダム」の言葉が出てきた新潮文庫の「砂漠の狐を狩れ」(新潮社刊) 「砂漠の狐」とは、第2次世界大戦時のドイツ軍の名将ロンメル将軍のことです
「クロック・マダム」の言葉が出てきた新潮文庫の「砂漠の狐を狩れ」(新潮社刊) 「砂漠の狐」とは、第2次世界大戦時のドイツ軍の名将ロンメル将軍のことです
エジプトのシェパードホテルで主人公がクロック・マダムを注文します。P135 「何杯もの濃いエジプトコーヒーでそれを流し込んだ」という言葉が続きます
エジプトのシェパードホテルで主人公がクロック・マダムを注文します。P135 「何杯もの濃いエジプトコーヒーでそれを流し込んだ」という言葉が続きます
中央写真

武蔵野珈琲店の人気メニューの一つ、クロックムッシュです。ハムがはさんであるだけではなく、手作りのソースとチーズのバランスが絶妙の美味しさです

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